前回の記事ではRIZAPの社運を賭けた一大プロジェクトである「chocozap」について書きました。
どうしても継続できないジム通いを抜本的に改善する「簡単・便利・安い」がウリのサービスです。2023年3月末までに300店舗まで店舗数を伸ばす計画で進んでいます。
この新規事業「chocozap」ですが、RIZAP会員は「chocozap」に通い放題という特典が付くようですね。そして、数あるRIZAPグループの事業と親和性も高く、「chocozap」を中心に【ヘルスケア・美容セグメント】、【ライフスタイルセグメント】、【インベストメントセグメント】での大幅な成長が見込まれています。
『RIZAPグループ 中期経営計画(2023年3月期〜2026年3月期)』の中では、2022年9月時点で「chocozap」の会員数が64,027人と記載があります。サービス開始でこれだけの会員数がいることは凄いですね。
この「chocozap」の会員数に対して、RIZAPグループの様々なサービスを打ち出せると考えると、確かにとても伸びそうな気がします。「chocozap」を中心に起こるであろう成長をセグメント毎にひとつずつ見ていきます。
ヘルスケア・美容セグメントについて
ジムに通うということは、今まで以上に自分の健康や見た目を気にするようになります。全員に当てはまるかというと不明ですが、少なくともボク自身はそうでした。
ジムに通って身体を鍛えたり、健康維持のためにトレーニングを行うわけですが、よりトレーニングの効果性を上げるために栄養学について勉強しました。体型が徐々に変化することで美容やファッションにも興味を抱く人は増えるでしょう。「chocozap」ユーザーに対して、RAZAPグループの各会社で提供できるモノやサービスがあるということはとても大きな相乗効果を生み出せそうです。
このセグメントでは、体型補整用婦人下着、化粧品、健康食品、美容機器、美容雑貨などと親和性が高そうです。「chocozap」会員に対して特典を用意するかは分かりませんが、約60,000人という顧客ベースは、とても強力な購買力や集客力に繋がっていきそうですね。
ライフスタイルセグメントについて
ライフスタイルセグメントに関しては、婦人服、子供服、寝具などを扱っている会社などが含まれます。これも「chocozap」会員が増えることで、新規顧客や売上が増えていくということですね。
インベストメントセグメントについて
インベストメントとは、「投資」ですね。
RIZAPグループでは、インベストメントセグメントの定義を「グループ会社間でのシナジーを支える機能会社群」としています。
分かるような分からないような、一旦はなんとなくの理解で受け取っておきます。
RIZAPグループには成長事業と位置付けられている事業のひとつに「保育事業」があります。実際に、RIZAPグループ傘下には保育園を経営している会社が存在するので、「chocozap」会員の子供を囲い込むということでしょうかね。また、創建ホームズという不動産・総合建築業を営んでいる会社がローコストで店舗開発を行うことで、経費削減による利益率の向上も期待できます。
特にライフスタイルセグメントとインベストメントセグメントでは、年平均成長率を152%を計画しており、2026年3月末には大幅な売上向上に繋がっていきそうです。
持続的成長に向けての取り組み
また、RIZAPグループはコーポレートガバナンス(社内統制)でもたくさんの取り組みを計画しています。これに関しても、非常に勉強になりそうなので、引き続き瀬戸健氏率いるRIZAPグループについて調べていきたいと思います。