西川貴教氏の飽くなき挑戦

「ネガティブな自分を肯定する」力、西川貴教さんが芸能界で気づいたこと /BuzzFeed News

今回はT.M.Revolution(T.M.R)という枠を取っ払った西川貴教氏について書いていこうと思います。

西川貴教氏は自身が所属運営する事務所の社長

今年デビュー25周年を迎えるアーティストとしての活動と並行して社長という肩書も持っています。
アーティストはレコード会社とは別に、所属事務所というものがあり、所属事務所は音楽活動以外のマネジメントをしてくれるところのようです。

西川貴教氏が1998年に自身の所属する事務所として設立したのが『株式会社 ディーゼルコーポレーション』。
アーティストのマネジメント、ファンクラブ運営やライブ・イベントの企画制作が主な事業内容。

毎年9月におこなわれるイナズマロックフェスの運営もここでおこなっているようです。

ちなみに、アーティストマネージメント補助の業務の募集もしていたのを見つけてちょっと応募してみたくなりましたね!

そして、デビュー20周年を迎える2016年に設立したのが『株式会社 突風』。
T.M.Revolutionデビュー20周年事業の推進と地域活性化施策事業が事業内容。
当時、特別顧問にAKB48の高橋みなみ氏、相談役に森永卓郎氏を迎えるという情報、4月1日に登記を行ったことでエイプリールフールネタかとも疑われました。

「公式・HOT LIMITスーツ」の販売や20周年記念ベストアルバムのリリースなどしっかり事業をおこなっていたようです。

しかし、「T.M.R.風 黒ガムテ巻き方講座」などこれが公式(笑)
と思うようなネタもちりばめられていました。

“T.M.R”から”西川貴教”へ

デビュー10周年のころ20周年に向けて”T.M.R”としてではなく”西川貴教”として認識されることを目標に掲げていたようです。

念願だったバンド活動も10周年になる2006年からabingdon boys school(a.b.s.)として開始。
Luis-Maryのときとは違い”西川貴教”名義でボーカルとして参加しています。
当時、デビューシングルの『INNOCENT SORROW』のPVを見た時は、西川貴教氏が眼鏡をかけていて気付かず、新しいバンドでたんだくらいに思っていました。
友達と話している時に知って、言われてみればそうだと思ったのを覚えています。

また、バラエティ番組やCMにも積極的に取り組むようになったようです。消臭力のCMもなつかしいですね。

そして、2018年には『Bright Burning Shout』で新人”西川貴教”として再挑戦しています。
ただ、新人扱いはしてもらえていないようです(笑)

個人名義の活動として忘れてはいけないのが、2008年に滋賀県初となる滋賀ふるさと観光大使に就任。

リスクをとってチャレンジしたイナズマロックフェス

イナズマロックフェス2019 公式Blog

滋賀ふるさと観光大使に就任した翌年の2019年には地元のお祭りを作りたい、地域を盛り上げたいという想いからイナズマロックフェスを開催しています。

フェスを主催した経験はなく、必要な経費をみて
「え、こんなにお金かかるの?」
と驚いたそうです。
スタートして3年くらいはチケット売れなかったら会社が傾くなと思いながらの挑戦でした。

初年度の2009年は2日間で3万人の観客動員数でした。
10周年になる2018年には初の3日間開催をして、15万人の観客動員数にまでその数を増やしています。
2020年には初となるオンライン開催にも挑戦。

2021年の9/18、9/19で開催予定だった今年のイナズマロックフェスは現在の状況を踏まえて8/22の段階で滋賀県知事である三日月大造さんと共に記者会見を行い中止を発表しました。8/27からは滋賀県にも緊急事態宣言がでるようです。
今年のイナズマロックフェスは、9/18にはゴールデンボンバー、sumika、DISH//、04 Limited Sazabys、MY FIRST STORY、ももいろクローバーZ、BOYS AND MEN、そして西川貴教さん本人の出演、
9/19には打首獄門同好会、UVERworld、THE ORAL CIGARETTS、Da-ice、Novelbright、MAN WITH A MISSION、AKB48、そしてTM.Revolutionの出演が決まっていただけにどちらの日も楽しみではありましたが残念です。

記者会見で昨年のようなオンライン開催について聞かれ、まだ白紙の状態だが来年の開催に向けて何かできることはないか模索しているという話でしたので、個人的には何かあると非常にうれしいなと思います。

琵琶湖の環境保全と地域振興を掲げて、イナズマロックフェスのチャリティオークションの売り上げ金173万1301円を、琵琶湖の環境保全のための「マザーレイク滋賀応援基金」へ寄附も行っています。2020年には滋賀県文化功労賞も受賞。

25年目にして今なお挑戦をつづける西川貴教氏

イナズマロックフェスの運営も「え、こんなにお金かかるの?」というところから、会社が傾くかもしれないバランス状態でやってきたからこそ、観客動員数という形で返ってきているなと思います。

こういうチャレンジの姿勢をまねしていくことが、西川貴教氏のようなカッコいい50歳になる一歩なのかもしれませんね。

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