本田圭佑さんが「教育者」として提唱するゴールから逆算する考え

前回は本田圭佑さんの経歴について書きました。
今回は特に「教育者」としての本田圭佑さんにフォーカスを当てていこうと思います。

サッカーを通じて夢を持つことの大切さを伝える「SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL」

ソルティーロ(SOLTILO)とは、スペイン語の“太陽(SOL)”と“スタイル(ESTILO)”を組み合わせた言葉で、2012年5月に大阪でスタートし現在では、日本国内に50校、海外では上海に4校、カンボジアに3校、タイに1校の計8校になるまで成長しています。

2010年のワールドカップ南アフリカ大会の時にチームで現地の孤児院を訪問し、自分の夢を持つ機会がない子供たちを見てサッカーを通じて夢を持つことの大切さを伝えたいという想いでスタートしました。

サッカースクールや孤児院訪問などの活動の結果、2016年6月、本田圭佑は、若者に自立の機会と持続可能な社会を作ることを使命にしている国連財団の『Global Advocate for Youth(青少年のための国際的な支援者)』に任命されています。
この活動がきっかけとなり、2016年からプロサッカークラブの運営も行っています。現在はカンボジアとウガンダの2ヶ国で、世界で活躍できる選手を育成すること、地元の人々や子供たちの夢や目標の対象となること、そして現地の雇用を生み出すことです。

また、スポーツの施設運営を通して老若男女問わずスポーツを楽しめる場所づくりをしていて、その一つである金沢大学のグラウンドを”金沢大学 SOLITILO FIELD”として整備し一般の方も利用できるようにしました。
金沢大学と金沢市との共同のプロジェクト「金沢大学スポーツ・地域活性化ドリームプロジェクト」としてスタートしました。
星稜高校にいた時代を金沢で過ごしたので、何らかの形で恩返しをしたいという想いを形にしました。

金沢大学でも今年の7月に講演会を行い、「”まわりを巻き込む能力”が大切。自分が解決したい課題に対し、より多くの人を巻き込める人が成功すると思います」
と話していて、まさに地域を巻き込んだことで成功しているプロジェクトだなと思いました。

本田圭佑選手が学生に特別メッセージ/金沢大学

学びたい意思のある人に機会を提供する「NowDo」

サッカースクールを世界に広げた所で貧しい人は貧しいままでこれを解決するためにはサッカースクールの事業をやること以外に何かをしないといけないと思って始めたのがベンチャー投資でした。
投資をしていく中で思ったのが、自分が起業した方が世の中早く返られるかもなと思い「NowDo」を立ち上げたそうです。

本田圭佑さんはオンラインスクールでリーズナブルだけど、本当に大事なことを学べる場にしたいという想いから、中高生年代の人であればだれでもLIVE配信は無料で、アーカイブ動画は980円/月(2021.3.29以前に登録された人は1ドル)で受けられるようにしています。
ちなみに、20歳以上の人はLIVE配信1,980円/月、アーカイブ動画も1,980円/月で見られるようです。

「生きるために必要なこととは何なのか?」と考えたときに、本田圭佑さんは、これが絶対に必要だというものはないし、時代によって必要なものは変化してきて、今後も変化すると感じているようです。
なので、”変化に対応する自分で考えて行動する力”こそがいきるために必要な能力。
Now Doでは自分で考えて行動するためにも、まず必要な知識や情報を社会の第一線で活躍しているの人の話を通して提供することを考えてるようです。

自分で考えて行動する力はトレーニングを積んでないから弱い人が多く、”変化に対応する自分で考えて行動する力”を付けていってほしいと本田圭佑さんは話していました。

「教育者」としての挑戦

調べながら感じたのは、本田圭佑さん自身が今なお貪欲に学び続けていることです。そして、本当に自分が今大事だん思っている情報だったり、もっと早く知っておきたかった情報を中高生の子供たちに伝えることで、世の中にはどんな仕事があって、そういう人はいくら稼いでて、どんな生活をしていているのかを伝える。
選択肢を知った上で、今後の未来を考えていくとうのは大事だなと思いました。

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