株式会社AuB代表鈴木啓太さんの記事の続きになります。
以前の記事では、鈴木啓太さんがAuB株式会社を立ち上げたきっかけについて書きました。
今回は、アスリートと一般人における腸内細菌の研究結果や、今後の展望をまとめていきたいと思います。
アスリートと一般人における腸内細菌の大きな違いについて
そもそも、鈴木啓太さんがAuB株式会社を立ち上げた理由は、
「アスリートの腸内細菌を調べて、違いを発見することで日本を元気にする」でしたね。
コンディションやパフォーマンスに拘っているアスリートと一般人との腸内細菌の違いを研究し、
一般人に対して健康面でアプローチすることで、「すべての人を、ベストコンディションに」するというビジョンを持っていらっしゃいます。
そして、実際にアスリートと一般人の腸内細菌には大きな違いがあることを発見します。
では、その具体的な違いを書いていきます。
菌の多様性
菌の多様性とは、「どれだけ多くの種類の細菌が腸内にいるのか」ということです。
アスリートの腸内細菌は、一般人の腸内細菌よりも数多くの種類が存在しているという事実を発見します。
鈴木啓太さん曰く、医学的なエビデンスがあるわけではないが、アスリートの方が腸内細菌の種類が多いそうです。
菌の多様性が高ければ高いほど、健康ということだそうです。
ちなみに、コロナが重症化している人の腸内細菌の多様性は低いという研究結果もあるようです。
酪酸菌が2倍
これまた面白い研究結果ですね。
アスリートの腸内細菌は、一般人の腸内細菌と比べて「酪酸菌が2倍」存在します。
そもそも酪酸菌とはどんな働きを持つ細菌なのでしょうか。
酪酸を作り出せるのは酪酸菌だけで、乳酸菌やビフィズス菌には作ることができません。酪酸菌が作り出す酪酸は腸内を弱酸性にすることで、腸内にある悪玉菌が発育することを抑制し、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が住みやすい環境を作るのに役立ちます。腸内が弱酸性になることによって、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収性が上がり、ミネラル不足を補うこともできると言われています。酪酸は腸内フローラが健康な状態を維持する上で重要な役割を果たしているのです。
引用:腸活の新常識!?話題の「酪酸菌」で、あなたの腸を育てよう!
なるほど、酪酸菌とは腸内環境を整備してくれる立役者ということですね。
鈴木啓太さんは、免疫のコントロールをする細菌だとおっしゃっていて、免疫細胞の7割が腸内に存在するそうです。
少し前に「腸活」という言葉が流行りましたが、
その「腸活」を効果的なものにするために大事な細菌が酪酸菌ということです。
一般人の腸内細菌と比べて酪酸菌が2倍以上存在することが、
アスリートがトップコンディションを保つ秘訣かもしれないですね。
AuB株式会社の事業展開や今後の展望は?
アスリートと一般人の腸内細菌の違いはとても興味深かったです。
それでは、この研究結果をどう活かして、事業として成り立たせているのでしょうか?
AuB株式会社のビジョンである「すべての人を、ベストコンディションに」でしたね。
この軸に沿って、さまざまな事業展開を行っています。
アスリートの腸内細菌の研究
やはり、株式会社AuBのメインはこれですね。
以前の記事でも書きましたが、AuB株式会社はアスリートに特化した腸内細菌の研究ベンチャー企業です。
前述したように研究によって2つの違いを発見しましたが、
人間の身体はそんなに単純なものではないので、これからも研究を通して「すべての人を、ベストコンディションに」するための研究成果を生み出していくということですね。
この研究結果が欲しい企業はたくさんあると思うので、ヘルスケアデータの展開もやっていくのでしょう。
研究結果を生かしたフードテック
腸内細菌の研究結果をサプリメントやプロテインというカタチでアウトプットしています。
これは非常に分かりやすいですが、
「すべての人を、ベストコンディションに」するための具体的なプロダクトが健康補助食品ですね。
下記のサイトから購入できますので、興味ある人は見てみてください。
アスリートへのヘルスケアサポート
実は鈴木啓太さんは、
読売巨人軍に食事サポートを行ったり、京都サンガF.C.ユースのサポートなども行っています。
研究を通して得た研究結果を元に、アスリートへのヘルスケアサポートも手掛けています。
基本的にプロスポーツ選手などのアスリートはエンタメ業界ですが、
アスリートの腸内細菌から一般人のヘルスケアにアプローチすることで、アスリートはエンタメ業界以外でも貢献することができます。
それによってアスリートの社会的地位の向上にも繋がりますね。
今後の展望も、まずはこのメインの事業ドメインをより拡張させていくことに注力されそうです。
まとめ
今回の記事ではアスリートと一般人の腸内環境の違いや、AuB株式会社の事業内容や今後の展望について書きました。
やはり事業の軸になっているのは、創業者である鈴木啓太さんのビジョンでしたね。
すべての事業展開は、「すべての人を、ベストコンディションに」
チームとしての目的やビジョンがあるから、メンバーの行動指針も明確になります。
全員が同じビジョンを持ち、同じ方向性に進めるための舵取りがリーダーとして非常に大切なことですね。
リーダーのビジョンで方向性を示すということがとても大事だと学びました。
自分自身のビジョンも明確に仕事に取り組んでいきます。