【DeNAの社長】守安功氏と岡村信悟氏の経営者としての価値観とは?

先日の記事では、DeNA、そして南場智子氏について紹介しました。
DeNAは南場氏が代表を務めて以降は2人目社長の守安功氏が10年以上、そして今年、約10年ぶりに社長が交代し、歴代で3人目となる岡村信悟新社長が誕生しました

総務省の官僚だったところからDeNAに就職し、球団社長も務めた岡村氏は、経歴だけを見ると南場氏や守安氏と全く異なるタイプに見えます。

では、そんな岡村氏やこれまで長くDeNAを支えてきた守安氏がどんな人物だったか、両氏の経営についての価値観を踏まえつつご紹介します。

「世の中を変えたい」思いと「得意なことへの注力」〜創業期からDeNAを支えた前社長・守安功氏〜

出典:株式会社Timee公式HP

守安氏は、DeNAの創業メンバーとも言える人物の1人でもともとはオラクル社でSEをしていたところから、DeNAに転職しました。

そこからまさに屋台骨としてDeNAの成長を支えてきたのが守安氏です。

ソーシャルゲームサービス「モバゲータウン(現:Mobage)」やネットオークションサービス「モバオク」を中心となって立ち上げ、2011年に南場氏が現場を離れる際には、南場氏からの1番の信頼を集めていた守安氏が社長となりました。

2017年にDeNAが運営するキュレーションメディアの問題が取り沙汰された際には、南場氏ととも矢面に立って対処し、そこから業績を回復させてきました。

そんな守安氏ですが、DeNAを退職後、3ヶ月間の休暇を経て、2021年10月にベンチャー企業のTimee(タイミー)のCOOに就任します♪。

勢いのある若者とともに「世の中を変えたい」という守安氏。

DeNAの社長としてタフな経験もしてきた守安氏ですが、自分で企業をするという選択肢もある中、「今あるサービスを伸ばす仕事の方が向いている」との考えから、自身が有望に感じたTimmeの経営陣に参画しました。

面白いことを追いかけつつも「得意分野を考え、何が一番効果的かを考える」という冷静な判断をするところに守安氏の凄さを感じます。

「みんなが輝く」「場のコーディネート」〜元官僚、球団社長を経験した現社長・岡村信悟氏〜

出典:株式会社ディー・エヌ・エー公式HP

岡村氏は、東京大学を卒業後、1995年に当時の郵政省に入省、2015年までは総務省の官僚として働いていました。

総務省時代はIT政策を手掛け、さらには業務の中で横浜にもゆかりがあった岡村氏。

7年もの南場氏のラブコールを受け、〜にDeNAに転職します。

DeNAに入社後は、球団社長を務めるなど、DeNAのコアであるエンタメ事業と地元地域をうまく結びつけ、DeNAの成長を支えてきました。

そんな岡村氏ですが、ゲームなどのエンタメ事業を通じて、多様な人々が自由に輝ける社会を作るというビジョンを掲げています。

そして、先頭に立って皆を引っ張るというより、さまざまなプレイヤーをまとめコーディネートしていくことを得意としています。

球団社長時代に地元横浜と球団、そしてエンタメ事業をうまく組み合わせてコーディネートしてきたように、これからもプレイヤーが輝けるような場を岡村氏はコーディネートしていくでしょう。

これからの南場氏、守安氏、岡村氏、DeNA

2021年、南場氏、守安氏が経営陣から抜け、新たに岡村氏がトップとなったDeNA。

経団連の副会長として活躍する南場氏、

現場に入りTimeeの事業を拡大させて行くであろう守安氏、

新たなスタイルでDeNAを引っ張る岡村氏、

これからの3人の活躍に注目です。

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