先日、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』と、ドネーションプラットフォーム『OSUSO(おすそ)』のスポンサード契約締結が発表されました。
OSUSOは、日本古来の「おすそわけ」の精神を通じて社会貢献を促進することを掲げたプラットフォームサービスです。そして、今回取り上げるのは、OSUSOを運営する株式会社USTUS(アスタス)の代表、新田拓真(にったたくま)さんです。
東日本大震災での経験がきっかけで起業を志した新田さんの想いについては、ワクセルのYouTubeチャンネルでも動画で紹介されています。
新田さんはワクセルのコラボレーターとしても活躍されています。他のコラボレーターやサイトへの掲載・メリットについては、『ワクセル』のホームページで紹介されているので、交流会やメディアとしての取り組みに興味がある方は、一度チェックしてみるとよいと思います。
※参考:ワクセルでコラボレーターになる3つのメリット
今回は、さまざまな人・企業とのコラボにも取り組みながら「おすそわけ」の精神を通して寄付(ドネーション)の文化をサービスとして広めることに取り組む、新田さんの経歴や価値観について紹介します。
『震災での経験』から事業の立ち上げに
新田さんは、これまでに、
◯植物×おすそわけ事業として、植物を通じてライフスタイルを豊かにしながら社会課題の解決を目指す『URBAN GREEN MAKERS』
◯食×おすそわけ事業として、バーガー1個につき1食分の給食費をお客様が支援できる仕組みをもった『BURGERS TOKYO』
等、さまざまな事業を立ち上げています。
そんな新田さんの事業のきっかけは、東日本大震災で被災した経験だったそうです。
1989年生まれ、宮城県石巻市出身の新田さんは、震災直後、食料や飲み水すらもままならない生活を初めて目の当たりにした時、「何も食べ物がないような状況が日常的に続く発展途上国の人々は一体どうやって生きているんだろうと考えた」ことがきっかけでした。
そこから、2011年に『URBAN GREEN MAKERS』、2019年には『BURGERS TOKYO』の事業を立ち上げることになります。
誰もが社会貢献を楽しめる正解を作る、というビジョン
新田氏が、株式会社USTUSのビジョンとして掲げているのが、「おすそわけで、誰もが社会貢献を楽しめる世界をつくる」ことです。
一般には、『社会貢献』と聞くとどこか堅い印象を受けますが、それを「楽しむ」というところに新田氏、そして株式会社USTUSの特徴が現れています。
「『社会貢献』をより身近に、そしてより手軽に、より楽しくできれば、寄付をする人が増え、寄付の文化が広まるのでは」という視点には、驚くと同時に理にかなっているなと感じます。
実際に、OSUSOの、スマホでできる手軽さや、マイルの仕組みによる面白さ・継続しやすさにこうした視点が現れています。
今回は、プラットフォームサービスOSUSOを運営する株式会社USTUSの代表、新田拓真さんの経歴や価値観について紹介しました。
次回以降、新田さんの取り組みについて、掘り下げていきたいと思います。