圧倒的な成長を遂げたPFNで西川徹さんが大事にしているチーム力

「面白いことをやらないなら生きている意味がない」PFN西川徹が深層学習に賭けた理由/ビジネス+IT

前回は株式会社Preferred Networks(PFN)を立ち上げた経緯を中心に記事にしました。

今回は、様々な大企業とも協業し、ユニコーン企業入りするにあたって大事にしていることを書いていこうと思います。

チームの力に気付いた大学時代

西川徹さんが大学時代に毎年参加していたのが、ACM国際大学対抗プログラミングコンテストです。

ACM国際大学対抗プログラミングコンテストは大学生を対象にしたプログラミングコンテストで、3人でチームを組み、コンピュータ1台を使って時間内にどれだけ多く、早く、正確に問題を解けるかを競う大会になっています。

西川徹さんは1年生の時は地区大会に出場を果たして、以降毎年参加するも成績は振るわず、地区大会に行けない時もありました。対象年齢の上限となる大学院1年生の時にようやく世界大会に進出できました。

4年生の時は地区予選で敗れたものの、自分のチームが負けた京大生のチームが世界大会に進出しているのを見たり、大学院1年生の時に世界大会に出たりする中で、優秀な人が多いことを知ります。仲間を集めて一人ではできない大きなことをやりたいと感じるようになりました。

尊敬する人は口説いて仲間にする

西川徹さんは来てほしい人のアポイントは最優先にしているそうです。

採用に関しても、社員全体が新しく優秀な人が入ってきてくれるほど、自分達もできることが増えて成長すると考えているので、採用している人のレベルも年々上がっていて、下げたことはないそうです。

ときにはTwitterから岡野原大輔さんが直接面談を申し込み、ときには西川徹さんがファンである声優の水樹奈々さんのライブに一緒に行って口説いたり、来てほしい人にはあらゆるコネを使っているようです。

わかりやすく伝えるコミュニケーション能力

創業メンバーである岡野原大輔さんは本質的なところを分かりやすく伝えることがうまく、西川徹さんもわからない論文などについて岡野原さんと話すと理解で切るようになると話しています。

技術の進歩や分野の広がりが大きいので、1人ですべてを理解することは難しくなっています。そのため、技術者も技術を分かりやすく教えてもらい、議論しながら進めていける能力は重要だと考えています。

世間一般にいうコミュ障だとしても、顧客の要望を引き出し、話さなくてはいけないことをきちんと話すということは西川徹さんも意識しているそうです。

会社のメンバーもパーティや合コンは苦手な人が多くても、技術者同士で議論したりすることが好きな人は多いそうです。そのため、毎年社員旅行という名の合宿を行い、一気に開発を行ったりということもしています。

学び続ける謙虚な人材

社員全員でワークショップを行い、2018年に行動規範を4つ定めました。

Motivation-Driven(熱意を元に)
Learn or Die(死ぬ気で学べ)
Proud, but Humble(誇りを持って、しかし謙虚に)
Boldly do what no one has done before(誰もしたことがないことを大胆に為せ)

技術の世界は、新しいことを常に学んでいく必要があります。知識は資産のようにストックできるものではなく、常に新しい情報を取り入れ続け、改善し続けることが必要があるためPFNでは学習することに非常に貪欲になっています。

組織の技術力を高めるためには、優秀な技術者を集めることも大事ですが、技術を育てやすい環境を作ることも大事にしています。

チームワークを高めるためにはお互いを尊重しあっている必要があります。自分がエキスパートであることも必須だが、そのことに奢らず、謙虚であるから新しい技術を常に受け入れ続けられ、相互作用が発生します。

最高の仲間が成長し続けられる環境づくり

面白いことに挑戦しているから優秀な人が集まるというのもありますが、行動規範をみても優秀な人材がさらに成長することを大事にしています。自分で学び続けることはもちろん、他の優秀なメンバーからもいい影響を与えて学びあっていくことが大事にしています。業務時間の20%を別のプロジェクトを行って知見を広めることを推奨していて、人が成長できる環境が会社も成長させると感じました。

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