中村友哉さんのベンチャー企業として新しいことに取り組む価値観

今回は中村友哉さんがAxelspace(アクセルスペース)で大事にしている価値観について考えていこうと書いていこうと思います。

宇宙を普通の場所に

これは中村友哉さんが座右の銘にも掲げている言葉です。
宇宙に関わる仕事をしていると「夢があっていいね」と必ず言われるそうです
確かに、宇宙には未知の惑星もまだ多く存在しロマンがあるのも事実です。ただ、ビジネスという観点で考えたときに、最近では民間人による宇宙旅行もSpaceXなどにより実現されています。また、人工衛星から気象衛星の画像を手に入れていたり、GPSで目的にたどり着いたり知らず知らずのうちに使っているものも多いのではないでしょうか。

中村友哉さんもアクセルスペースを設立して、超小型衛星技術のパイオニアとして宇宙の価値をより多くの人に届けることで、宇宙データが当たり前になるように活動されています。

ベンチャー企業であることへのこだわり

現在アクセルスペースは90人の従業員をかかえる企業になっていますが、会社を紹介するときに”中小企業”ではなく”ベンチャー企業”であるという紹介をしているそうです。

新しい価値を創造することで、宇宙データが当たり前になり既存の宇宙開発の在り方を大きく変えたいという想いからベンチャー企業であることこだわっているようです。

会社として従業員を食べさせるだけであれば、ウェザーニューズとの衛星事業を継続しつつ、同じようなニーズを持つニッチな市場のみで生き残ることもできた中、自分達で独自の衛星を飛ばし得たデータを提供するAxelgobe(アクセルグローブ)計画を開始したのもベンチャー企業として、独自のアイデアや技術をもとに、新しいサービスやビジネスを展開する企業でありたいという想いだからに他ならないと思います。

無常識であること

ベンチャー企業として新しいものを提供するためにも非常識になってはいけないけれど”無常識”であるということも大事にしています。

非常識が常識を欠いていることをさす言葉であるのに対して、無常識は常識を破るのではなく、常識を無くすことができれば、まだ誰も到達したことのない領域に到達できると言う考え方で、最初の顧客先でもあったウェザーニューズの経営理念にもなっています。

モノゴトに対して常に疑問を持ち、自分で確かめるクセをつけていくことを意識しているそうです。

強いチーム作りにおいて大事にしていること

①チャレンジ精神のある人を採用する

アクセルスペースでは毎年20人程度の採用を行っています。
採用に当たっては、衛星開発の知識の有無よりも、宇宙開発の在り方を変えていこうというビジョンに共感し、使命感を持っているかということを大切にしています。

特に宇宙を相手にしている以上リスクも高い分、いったん成功させれば超小型衛星といえばアクセルスペースと言われるようなリーディングカンパニーとなります。そのため学力や技術力より想いの強さを大切にして、採用を行っているようです。

チャレンジ精神という観点で、外国人のエンジニアは日本という新天地に来ているという時点で挑戦心があり、日本語を一切話さない外国人エンジニアの採用も積極的に行って結果、社員の4割が外国籍になっているそうです。

②行動で評価するコンピテンシ―評価

多国籍な人材が多いこともだけでなく、衛星のエンジニアは失敗できないが、画像解析やAI(人工知能)などを扱うソフトエンジニアはどんどん出しながら修正して進化させていくといったスタイルの違いなどもあります。

こういった多種多様な人種と新しいことをやっていく中で、細かい成果に対しての評価が提示しにくいです。
平等に評価するために企業のミッションやビジョンに沿って、軸がぶれないようにした状態でそこに沿った行動をしていくことを評価していくのがコンピテンシー評価になります。

③感謝を伝える

毎週1回開いている全体ミーティングで、1人の社員が誰かに「ありがとう」と感謝したいことを伝え、感謝を受けた人がまた翌週誰かに感謝の想いを伝えるという感謝のリレーを行っています。

全体のミーティングで感謝を伝えることで、感謝された人の一面を全員が知ることができるようになります。

仕事をしていると、どうしても自分に関わる仕事しか見えなくなってきます。
それはチームが大きくなればなるほど、他のチームでどんなことが起こるか分からなくなることはよくあります。こういう仕組みがあるのはとてもいいなと思いました。

ベンチャー企業ならではの試行錯誤

やっている内容もさることながら、人事の面を取ってもこれだけ試行錯誤しながら新しい取り組みをやっているアクセルスペースに中村友哉さんの新しいことをどんどんやっていこうという精神が伝わってきます。
今後が楽しみですね。

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