引用:Wine Noble
「習慣が人をつくる」とはよく聞きます。
圧倒的な実績を持っている人は、高い能力もさることながら、日々の習慣がその実績を作ったといっても過言ではないと思っています。
言わずと知れた大物芸能人であるGACKT氏。
「GACKT」と聞くと、年末に放送されている特別番組『芸能人格付けチェック』を頭に浮かべる人も多いでしょう。実際に、私も「テレビの人」というイメージが先行していました。
しかし、現在はマレーシアの首都クアラルンプール在住で、テレビに出演するのは年間でわずか5本。
シンガーソングライター、音楽プロデューサー、俳優、声優、タレントなどテレビから軸足を移し、
YouTuberや実業家など活躍の幅をどんどん広げています。
男性ソロシンガーとしては、『オリコンシングルランキングTOP10獲得作品数』歴代1位の記録を樹立。
また、主演を務めた映画『翔んで埼玉』は大ヒットし、興行収入が37億円を超えました。
第43回日本アカデミー賞では、作品賞、監督賞を含む最多12部門で優秀賞を受賞し、その映画においてGACKT氏は主演男優賞を受賞しています。
実業の世界でも不動産売買などで年商数十億を稼ぎ、
2020年1月1日に開設したYouTubeチャンネルは84.3万人(2021年5月現在)の登録者数を誇ります。
どの仕事においても圧倒的な結果を出し続けていますね。
そして、それはGACKT氏の習慣や仕事の流儀が間違いなくあるはずです。
今回は、ご自身のことを「表現者」とおっしゃるGACKT氏を徹底調査していきます。
GACKT氏の仕事の流儀!それは、全ては応援してくれる「ファン」のために。
2019年8月にビジネス書『GACKTの勝ち方』を出版されました。
その書籍の中に、GACKT氏の仕事の流儀が分かりやすく書かれている文章があります。
言葉で道を示し、その一番前をGACKTが歩く。
出典:『GACKTの勝ち方』p.47
GACKTはファンのメンターであるべきなのと同時に、GACKTは二歩先を歩くボク自身のメンターでもある。
GACKT氏は自身の中に「理想のGACKT像」を持っています。
そして、その「理想のGACKT像」を生きることが、GACKT氏を応援する「ファン」の希望になるということです。
迷っている「ファン」の道標になるために、
これから挑戦していく「ファン」の背中を押すために、
そして諦めてしまいそうな「ファン」を勇気づけるために、
GACKT氏は「言ったことは必ずやる」という生き方で「ファン」の希望になり続けています。
「ファン」と約束し、たくさんの人を巻き込むことで、より大きなチカラを生むことができるのでしょう。
もちろん約束したからには死ぬほどの努力をしてきたと言いますが、
そもそも、GACKT氏にとっての「ファン」とはどういう存在なのでしょうか?
「ファン」とは自分の夢を叶える大切な妖精みたいな存在
GACKT氏はもともとミュージシャンという仕事でした。
なので、たくさんの「ファン」に支えてもらわないと成立しない生き方だということは体感としてあったそうです。
まずは50人の「サポーター」を作ろう
GACKT氏がまだ駆け出しのミュージシャンだったときに、こう考えました。
それは羽振りのいいお金持ちマダムを味方につけるという意味ではなく、
「ささやかでも本気でGACKTを応援したい」という想いがある普通の女性のことを指します。
50人のサポーターをつくるために行動したことは「ナンパ」
池袋西口公園を通る女性にひたすら声を掛けまくるという、非常にシンプルな戦略だったとか。
実際にはあれだけ整ったお顔をもってしても、数え切れないほど「NO」を喰らい続けるんですね。
最終的には、3ヶ月で約2,000人の女性に声を掛けて、約50人の女性がサポーターとなりました。
今後の圧倒的な結果を生み出すきっかけとなった要因は、この地道な声掛け。
GACKT氏の「無理のない範囲で応援して欲しい」というストレートな言葉を受けて、
自らの意思で応援すると選択した50人の「サポーター」が当初のGACKTファンクラブだったわけです。
GACKTがGACKTで在ることで「ファン」に喜んでもらう
「ファン」に喜んでもらうためには、
「ファン」のための音楽をすることや、「ファン」のためのGACKTでいることが大事なのではありません。
「理想のGACKT像」を生きることが、「ファン」に喜んでもらうためには非常に大事だと書かれていました。
GACKT氏の習慣も、この価値観に沿うようなカタチで行っているということです。
最初の50人のサポーターを含むGACKTの「ファン」は、
「GACKTという人間」や「GACKTという生き方」に共感してまるごと応援をしているんですね。
なので、GACKT氏は「ファン」に気に入られるように合わせるのではなく、
ストイックにひたすら理想を追い続ける生き方で「ファン」に価値を提供をしています。
自分が理想をカタチにする生き様を通して、「ファン」に夢を与え続ける存在であること。
それが「理想のGACKT像」を生きるということ。
非常にストイックな習慣を自分に課している理由が、少し垣間見えました。
ボクはファンと自分自身は決して裏切らない。
出典:『GACKTの勝ち方』p.43
ファンは自分の夢を叶える世界の大切な妖精みたいな存在だ。予想はいい意味で裏切る。そして期待には大いに応える。そうやって、自分を応援してくれる人を増やしていく。
どんな世界でも結果を出すためのポイントは「ファン」
「ファン」を増やしていく上でGACKT氏が大事にしていることは、「この人を応援したい」かどうか。
ミュージシャンとしてのGACKT氏は、自分のビジョンを語り、目の前の人にストレートな想いを伝えて、まずは50人のサポーターを作りました。
「ファン」の期待をいつも超えていくために、自分がやると言ったことは必ずやる。
そのために、とことん結果にこだわる。
そんなGACKT氏の生き方に共感が生まれて、また新たな「ファン」がつく。
その「ファン」の期待に応えるために、さらストイックに理想を追い求める。
「理想のGACKT像」を追い続けるからこそ、圧倒的な習慣の力で、食事制限も体型管理も怠らない。
どの世界も本気で打ち込んでいる姿が人のココロを掴んでいくということですね。
GACKTがGACKTで在るということが、「ファン」を呼び込みます。
そして、それこそがGACKT氏が結果を生み出すに至った理由なのではないでしょうか。
GACKT氏のファンに対する想い。
そして、そこから来る習慣や仕事の流儀が、今のGACKTの結果を作っているということですね。
次週もGACKT氏を深掘りしていきたいと思います。