GACKT氏を徹底調査していく中で、頭から離れない言葉がありました。
『少なくともビジネスにおいて、デブであることにメリットなどない』
とても強烈な言葉ですが、ストイックに自己管理をされているGACKT氏ならではのメッセージだなと思います。
個人的に一昔前は「裕福な人=ふくよかな人」という印象でしたが、現代における印象は真逆です。
「裕福な人=引き締まっている人」に変化しました。
事実、アメリカの富裕層(実業家やアーティストetc)って適度な運動をして、食事にも気を遣い、
引き締まった身体の人が多いですよね。
身体は食べ物でできています。
食事にこだわることは健康寿命を引き伸ばし、豊かに生きていくためにも非常に大切だと思います。
今回は、「一般のご家庭での豊かな食生活の実現」という理念で、インターネットで安心安全な野菜の販売という事業で成長をしてきたオイシックス・ラ・大地株式会社・代表取締役社長である「高島宏平」さんを徹底調査していきたいと思います。
高島さんの経歴を調べるととても面白かったので、何回かに分けて学びをアウトプットしていきたいと思います。
そもそも、「高島宏平」さんってどんなひと?
どこでこの言葉に触れたのかは全く覚えていないですが、「オイシックス・ラ・大地」とか「らでぃっしゅぼーや」ってとてもインパクトがあります。2回目聞いても「なにか、聞き覚えがあるなぁ!」という感覚になります。
「まずは、認知させるために!」と考えてネーミングしたのだとしたら、ボクにはジャストフィットしましたね。
また、普段街を歩いていても「らでぃっしゅぼーや」のトラックを見かけたりするので、野菜の宅配をしているサービスなんだということは知っているという状態でした。
代表取締役社長 髙島 宏平
1973年神奈川県生まれ。東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻修了後、マッキンゼー日本支社勤務を経て、2000年6月に「一般のご家庭での豊かな食生活の実現」を企業理念とするオイシックス株式会社を設立、同社代表取締役社長に就任。2013年3月に東証マザーズに上場。2016年5月、高齢者をはじめとする買い物難民への移動型スーパー「とくし丸」を子会社化。2017年10月、有機・無農薬野菜販売の草分け的存在である「大地を守る会」と経営統合し、新会社社長に就任。2018年10月、らでぃっしゅぼーや株式会社と経営統合をし、2020年4月には東京証券取引所市場第一部へ市場変更。食品宅配事業の更なるマーケット拡大を目指す。
引用:https://www.oisixradaichi.co.jp/story/message/
上記がホームページに書かれていた内容です。
きっかけは、インターネットの将来性に価値を見出して、在学中に会社を設立したそうです。
まさに、「ザ・経営者」というような学生時代を送っていらっしゃいますね。
在学中は、航空会社の売れ残った航空チケットをインターネットで販売したり、さまざまなイベントをインターネットで中継したりと、明確なビジョンがあったわけではなく、まずは手当たり次第に事業を起こしていっています。こういった経験から、ご自身でも経営者に向いてるかもって思っていたそうですね。
大学ご卒業後は「起業」という道に進むのかと思いきや、
マッキンゼー日本支社で約2年ほどサラリーマン経験をされたそうです。
その理由は、やるからには人生をかけて事業に取り組んでいきたいという想いがあり、ますは経営を学べるマッキンゼーに就職して経営の勉強をするためだったんだとか。
小さい成功を求めているわけではなく、世の中に役立つ事業をやりたい。
もっと突き詰めると、「世の中に役に立つ事業を展開している自分たちが好き!」という願望で動いてきたとおっしゃっていました。
「3年後に合流しよう!」と仲間と約束をして、それぞれ別々の道でサラリーマン生活をスタートさせたそうです。
『ONEPIECE』で麦わら一味が、元七武海の「バーソロミュー・くま」に別々の場所に吹っ飛ばされて3年後にレベルアップした状態で集合しようという描写と非常に似ていて、なんとも漫画のようなストーリーですね。
「野菜の通販を通して世の中に貢献する」という高尚な理由じゃないといけないわけではないということです。
どんな理由であれ、原動力になる目的であればそれで良いということが、高島さんの創業のお話から学べますね。
利益を上げるのが難しいと言われていた食品のeコマース業界で、
世界初で利益化に成功するという実績を作るに至った原動力は非常に個人的な願望だったということです。
キツイ課題に向き合ったときほど、楽しく考えよう
オイシックス株式会社を創業してから順調に売上を上げている思っていましたが、創業しての4年間は非常に辛かったと高島さんは言います。
特に大部分を資金繰りに充てたとおっしゃっていたので、やはり大きな事業を継続させていく上で、お金を引っ張ってくることはとても大事になるんですね。
もちろん資金繰り以外にも、配送センターから突然廃業の連絡が来たり、大小さまざまな課題を乗り越えてきています。「起業」という茨の道を自ら選択したにもかかわらず、課題や壁をとても苦しいものと捉えていたその前提の部分を変えてきたそうです。実際に、厳しい課題であればあるほど、楽しい雰囲気を作り出すことを実践されてきました。
課題に取り組んでいる中で敢えてテーマソングを流したり、お菓子やフルーツを買ってきて、目の前の課題をいかに楽しく課題を捉えることができるのかにこだわってきました。そういう努力もあって、数々の課題を仲間と力を合わせて解決。その経験から、お菓子やフルーツがある会議室に行くと、げんなりするようになったそうです(笑)
高島さん曰く、「課題にぶつかれば解決するしかない」とおっしゃっているので、それなら楽しんで課題を解決させたほうがいいということですね。
確かに、悲壮感が漂うような雰囲気より、楽しい雰囲気の方が柔軟な発想が出てきやすいなと思います。
ボク自身がこの雰囲気をチームに浸透させるのは簡単ではないと思いますが、
チャレンジすると課題や壁が来るのだから、それなら楽しく課題に向き合うチーム作りをボク自身も楽しんで取り組んでいきます。
そして、その為にはメンタル強化がキーですね。
若いうちに自分のコンフォートゾーンを飛び出して、最大限の背伸びをすることが、30代40代の自分自身に大きな影響を与えます。今が一番若いので、ここから負荷かけてチャレンジしていきます。
今日は高島さんの価値観や考え方の部分をアウトプットしました。
次回は、事業内容なども深掘りしていきます。