嶋村吉洋さんの仕事のパフォーマンスを上げるタイムマネジメント

以前、チームビルディングのプロとしての嶋村吉洋氏についてかきました。

今回は1日のスケジュールがお弟子さんのブログに記載してあったので、仕事のパフォーマンスを上げるためにどんな工夫がされていそうか考察してみました。

嶋村吉洋氏の1日のスケジュール

  • 04:00
    起床
    白湯にレモンを丸ごと1個絞って飲みます。
  • 04:00
    株取引
    ニューヨーク証券取引所が開いている間に株の状況を確認し取引をします。
  • 05:00
    ルーティンワーク
    メールチェックなどのルーティンワークをこなします。
  • 07:30
    会議
    意思決定が必要なものを午前中に済ませます。
  • 09:00
    <プロテインとサプリの摂取>
  • 10:00
    ルーティンワーク
    会議中にきたメールチェックやnoteの記事執筆を行います。
  • 11:00
    ランチタイム
    中華やとんかつなどたんぱく質を摂取できるものを食べます。
  • 12:00
    <プロテインとサプリの摂取>
  • 12:30
    仮眠
    食後は思考能力が落ちるので仮眠をとります。
  • 13:00
    アポイントor自己研鑽or作業
    仮眠中にきたメールを処理し、読書やニュースで新しい知識を得ます。
    時には映画を見ることも。
  • 14:00
    <プロテインとサプリの摂取>
  • 18:00
    <プロテインとサプリの摂取>
  • 18:00
    仕事仲間とのコミュニケーション
    アナログなコミュニケーションを大事に、時には飲みながら。
  • 22:00
    翌日の計画立て
    目標を見返して、そこから翌日をどうすごすべきかスケジュールにおとしこみます。
  • 24:00
    就寝

午前中に意思決定をする

嶋村吉洋氏も午前中に基本的な会議で意思決定を終えられ、どんなに遅くとも18:00以降には決定をくださないようにしているようですね。

フロリダ州立大学で心理学を教えていたロイ・バウマイスター(Roy Baumeister)氏
が提唱している考え方にウィルパワー(Willpower/意志力)というものがあります。
最近欧米の心理学ではよく使われるようになってきた言葉です。

ウィルパワーは集中力の維持や意思決定に影響する力で、仕事でもプライベートな時間でも意思決定をするときに消費される力と言われています。

アメリカでは成人受刑者の仮釈放は仮釈放審査委員会が行っています。
仮釈放審査委員会における1112件の判決を分析し、1日を通しての仮釈放決定の割合を調べたところ、判事が囚人の仮釈放要求を却下し、現状維持の判断を下す確率が高くなることが示された論文などもあります。

どの「時間帯」に行動するかによって、意思決定とパフォーマンスは大きく変わる/DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

嶋村吉洋氏のようにウィルパワーが消耗される前の午前中に意思決定をしていくことが、仕事のパフォーマンスを考えると、とても効果的ですね。

ウィルパワーの消耗を抑える

ウィルパワーが消耗するたびに、判断力が落ちるのだとしたらできるだけ消耗させずに大事な意思決定に使いたいと思いますよね。
このウィルパワーは消耗を抑える方法があります。

習慣化による無駄な意思決定を減らす

意思決定の回数を減らすのに最も有効とされているのが、『習慣化』してしまうことです。
習慣とは、長い間それを繰り返すことによって、そうすることがきまりのようになったこと。

例えば歯磨きしたりや顔を洗ったりも習慣化してしまっていて、特にやることに頭を使っていないですよね。

習慣化してしまえば、そこで悩んだり考えたりに力をつけなくてよくなるのです。

嶋村吉洋氏の1日のスケジュールをみると、食事に関してはかなり習慣化されているように感じます。

朝起きた段階でレモンをしぼった白湯を飲んだり、時間を決めてサプリメントとプロテインの摂取したり、唯一、しっかり食事をとるランチにのみ選択が発生する状態にしています。

また、以前嶋村吉洋氏はジャージを好んできていたようです。
理由としては、汚れが気にならないのはもちろんのこと、着替えることなくトレーニングを開始できることや、その格好のまま寝られるなど無駄がないからだそうです。

アパレルショップは魔界

Appleの共同設立者であるスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏が常に黒のタートルネックとジーンズをはいていたことが有名ですよね。

他にもFacebookのマーク・エリオット・ザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg)氏や元アメリカ大統領のバラク・フセイン・オバマ(Barack Hussein Obama)氏なども決断の回数を減らすために服を固定にしています。

マーク・ザッカーバーグ氏は、「なぜあなたは毎日同じシャツを着るのか?」とFacebookの公開Q&Aセッションで聞かれた時に、

「僕は社会への貢献に関係しない決断はできるだけしないようにしている。これは多くの心理学的な理論に基づいていることで、何を食べるか、何を着るかなどのたとえ小さな決断でも、繰り返し行っているとエネルギーを消費してしまうんだ。
日々の生活の小さな物事にエネルギーを注いでしまうと、僕は自分の仕事をしていないように感じてしまう。最高のサービスを提供して、10億人以上もの人々を繋げることこそ、僕のすべきことなんだ。ちょっとおかしく聞こえるかもしれないけど、それがぼくの理由だよ」

ジョブズもザッカーバーグも! イマドキ富裕層たちが毎日同じシャツを着る理由/PRESIDENT WOMAN Online

と答えていたようです。

即断即決で先延ばしをやめる

決断を先延ばしにすることもウィルパワーを消耗する要因になります。

決断を先延ばしにしている状態というのは、ずっと頭の片隅でそのことが残っている状態で、今やっていることとずっと頭の片隅に残っていることのどっちを考えるか選択している状態といえます。

即断即決をしていく、即断即決できないものはメモなどに残して忘れるということを意識するとウィルパワーの消耗を抑えられそうですね。

集中できるコンディションをつくる

また、集中できる空間をつくるというのも大事です。

例えば机の上、今は使わない書類があると本来集中するべきことと関係のないことに意識がいきます。
この書類をいつまでにやらなきゃとか考えるたびに、今やるべき仕事に集中するために意志力を消耗してしまします。

「見えている床面積と収入は比例している」というドイツの心理学者の言葉があります。

必要なモノを見極め、考えてモノを購入する人はモノの管理ができているので、お金の管理もできるということで生まれた言葉のようです。

見えている床面積が広いということは、気移りする余計なものがそれだけ少ないということ。
机に限らず断捨離などして部屋に必要なもの以外は残さないということも大事な要素です。
嶋村吉洋氏は、毎日一つモノを捨てるという「一日一捨」を実践されているこそうです。

PCのデスクトップ上も仕事に使うもの以外残さないということも現代では意識する必要があるかもしれませんね。

翌日の計画を立てる

意思決定を減らすために計画をしっかり立てることも大事です。

スケジュールが決まっていないと、意外とこの後に時間どうしようかなとか考えてしまします。
この瞬間にもウィルパワーを消耗しています。

目標に向かって、明日やるべきことを決めてスケジュールに落とし込むとやることが明確なので悩むことが少なくなります。

嶋村吉洋氏も翌日の準備の時間を確実にとられていて、翌日パフォーマンスたかく仕事ができるように感じます。

分刻みのスケジュールを管理していくことも大事ですが、始めやすい方法として20世紀前半に提案されたアイビー・リー・メソッドという方法があります。

アイビー・リー・メソッド
1.夜、紙に「明日やるべきこと」を6つメモします
2.その6つの項目を重要だと思う順に番号を振ります
3.翌日、メモの順番に沿って仕事を進めます
「1つの作業が終わるまで、断固として次のことをやらない」と決め、メモに書いた順番に従って1つずつ実行するが大事です。
4.全部出来なかった場合も悔やむことなく、紙に「明日やるべきこと」を6つメモします。
これを毎日繰り返します。

選択肢を6つに狭めることで、ウィルパワーの消耗を抑えられます。

また、実はマルチタスクと聞くとかっこよく聞こえますが、マルチタスクをする人たちは、タスクをひとつずつこなす人たちよりも、40パーセントも生産性が低いという研究結果もあるようです。

そのため、「1つの作業が終わるまで、断固として次のことをやらない」と決めて1個ずつしっかり終わらせていくことで仕事のパフォーマンスが上がります。

パワーナップで意思決定力を回復

ウィルパワーの消耗を減らす方法について書いてきました。
では、意思決定をするたびに減っていくウィルパワーを回復する方法はないのでしょうか。

ウィルパワーを回復する方法に、パワーナップ(Power Nap)があります。
パワーナップとは、昼寝を意味する「nap」と、「power up(パワーアップ)」を掛け合せて作られた造語で、日本語では積極的仮眠と言われたりもします。

最近では昼寝の効果も見直されてきていて、GoogleやUberやNikeなどの企業では仮眠部屋やEnergyPodといった睡眠装置が用意されているところもあります。

仮眠時間は15分~20分

時間は15~20分くらいを目安に寝るのがオススメのようです。

レム睡眠とノンレム睡眠という言葉は良く聞く人も多いかと思います。

人は入眠時ノンレム睡眠というぐっすり眠る状態に最初に入ります。ノンレム睡眠4つのステージがあるのは僕はりしませんでした。

入眠20分程度でノンレム睡眠のステージ2に入ります。その際に情報を整理し、優先順位をつける脳の一時記憶領域が強化されるそうです。

ただし、30分以上寝るとステージ4という一番深い眠りに到達し、寝覚めが悪くなります。

起床から8時間後を目安に仮眠をとる

パワーナップの時間は起床から8時間後が最適だそうです。

人間は体内時計の影響で、起きてから8時間後に眠くなるリズムが備わっているため一番仮眠に適しています。

逆に14時以降の仮眠は夜の眠りに影響を与えるため避けた方がいいようです。

上記の考えをもとに考えると、嶋村吉洋氏の5時に起床して、12:30~13:00くらいの時間を昼寝にさくというのはとても理にかなっているように感じます。

仮眠環境はなるべく暗く適度な雑音があるところで

パワーナップのコツはなるべく光をシャットアウトして適度な雑音の中がオススメだそうです。

雨や波、風の音のような心地よい雑音などが適度な雑音に該当しYouTubeでも『ホワイトノイズ』で検索すると簡単に見つかります。

オフィスなど自分で明るさを調整できない場合はアイマスクなどを使用するといいかもしれませんね。

仮眠前にカフェインを摂取

また、仮眠前にカフェインを摂取することもすっきり目覚めるコツです。

カフェインを含むコーヒーや紅茶は飲んでから、実際に覚醒効果がでるまでに20~30分かかると言われています。

そのため、仮眠前に飲むことで、丁度目覚めるタイミングに覚醒効果が発揮されすっきり目覚めることができます。

食事で仕事のパフォーマンスをコントロール

また、カフェインをとるタイミングも大事ではありますが、食べるものによっても眠気をコントロールすることは可能です。

眠気を防ぐポイントは血糖値が急激に下がることで低血状態になって眠くなることがは有名になってきていますよね。

1日の食事回数を増やして小分けに取る

1日の摂取すべきカロリーを計算して小分けにする方法です。

1日に必要なエネルギーを空腹時に一気にドカ食いするとその分血糖値が急激に上昇し、その分インスリンが大量に分泌され血糖値の急下降によって眠くなります。

小分けにすることで、血糖値の上昇を抑えるというのも一つ方法としてはあります。

嶋村吉洋氏が定期的にサプリメントとプロテインの摂取をしているのも血糖値の上昇を抑えるという意味で有効です。

食べる順番に気を付ける

食物繊維を含む野菜や海藻から食べると糖質の吸収を抑えられてます。その後肉や魚を取ることで糖質をエネルギーに変えるビタミンB1を摂取すると良いようです。

最近では野菜を最初に食べる「ベジファースト」にかわる考えとして、肉を最初に食べる「ミートファースト」というものもあるそうです。
ミートファーストはタンパク質や脂質によって分泌される消化管ホルモンであるインクレチンが血糖値の上昇を防ぐ効果があることで話題にもなっています。

どちらが良いという結論は出ていないようですが、共通している事は炭水化物など糖質の摂取を最後にして量を減らすということが大事です。

嶋村吉洋氏がランチに良くとるというとんかつはビタミンB1を摂取できること、中華料理も野菜が取りやすいというメリットがあります。

嶋村吉洋氏が実際に何を食べているか迄は分かりませんが、中華の場合、チャーハンや天津丼などの単品料理を食べてしまうと結局糖質をとることになってしまうので、肉野菜炒めやレバニラ炒め、ホイコーロ定食など野菜をしっかりとれるものを食べた方が仕事のパフォーマンスが上がりますね。

時間を有効活用する

嶋村吉洋氏の自己研鑽の時間は、歴史の本を読むことや、社会に出た時「成功したかったらひとまず日経新聞を読め!」と聞いたことを基に日経新聞などから情報を収集しているようです。

書籍だけでなく、最近ではワールドビジネスサテライトなどの動画コンテンツを見ることも多いようです。

動画のメリットは、ワークアウトなど別のことをしながらも効率的に情報を収集でき、時間を有効活用できるからだそうです。

上場企業の大株主・嶋村吉洋の「ビジネスや投資に関する勉強方法」とは?【インタビュー vol.11】/storys.jp

嶋村吉洋氏の習慣をまねて仕事のパフォーマンスをあげよう

嶋村吉洋氏の1日の生活を考察してみてわかったことは、とにかく仕事の効率を上げるためのスケジュールになっているということ。

効果的な時間に意思決定をおこない、食事や仮眠に関しても眠気などが意思決定の妨げになることを理解されたうえで、しっかりとるべきタイミングで取る必要のあるものをとっているように感じました。

【2024年3月追記】
また、2024年4月には、書籍『となりの億万長者が17時になったらやっていること』が発売される予定となっています。題名からして、1日の使い方を変えてきた嶋村吉洋氏の、富を築くためのエッセンスを学べそうな書籍なので、発売されたら一読してみたいと思います。

午前中の使い方など仕事を効率化するためにまねできる習慣はまねして、自分の仕事の効率を上げていこうと思いました。

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